おもてなし女子学院
日本の強みを世界へ
アメリカの大学を卒業した娘は、入学したての頃、大学の友人たちに「日本のことを教えて」「日本の誇れるところはなに?」と聞かれ、うまく答えられませんでした。それぞれ自分の国のことを、誇らしげに語っている友人たちの姿を見て、娘は私に相談してきました。「日本のことをなんて説明したらいいだろう?」娘に聞かれ、私自身も戸惑い、うまく答えられませんでした。そのとき、グローバル化を意識し、海外にばかり目を向けてきた自分に気づきました。自分の国のことなのに、自分の口で説明ができない自分を恥ずかしく思いました。
それから、日本のことを学ぼうと思いました。文化や作法を学べる場所はたくさんあり「茶道」や「華道」もその一つでした。「武士道」に基づいたビジネススキルや経営を学べる塾などもありました。しかし女性がもっと身近に、カジュアルに、日本のことを知り、日常に活かせるようなスキルやマインドを学べる場がありませんでした。日本に暮らせることの「豊かさ」を感じ、日本の強みであり、大きな魅力の一つである「おもてなしの心」や「和の精神」をもっと誇りに感じ、つたえていきたい。そう思うようになりました。
日本女性が選ばれる理由
昨今、日本の女性はアジアンビューティーの象徴とも言われるほど、世界的に評判が高いと言われ、注目を集めています。例えば、美意識の高さ。海外ではパーティーやデートの日など、「特別なときに着飾る」という人が多いとも言われるなか、日本ではオシャレやメイクをすることが日常的であります。これは「女性のたしなみ」として古来より習慣化されてきたことではないでしょうか。また大和撫子の精神性。相手の気持ちを考えながら接することのできるマインドは、日本人ならではの「思いやり」と日本独特の「女性らしさ」や「しなやかさ」であると言えるのではないでしょうか。
おもてなし女子学院は、日本の女性が最低限身につけておきたい、マナーや作法、品格や立ち居振る舞い、心がけ、マインドなどをはじめ、対人スキル、ビジネススキル、リーダーシップ力などを磨き、社会に貢献できる女性を輩出していくことを目指しております。日本人の「おもてなしの心」を軸とした「人の心に寄り添うプロ」として、世界で活躍できる女性を応援していきます。
すでに持っている原石を見つけ、磨いていく
私は長年自分の強みがわからず、右往左往していた時期がありました。自分には足りないものがたくさんあるような気がして、セミナーや勉強会に出かけたり、本もたくさん読みました。しかしいくら知識をインプットしても、自分の軸は見つかりませんでした。そんな時に出会ったのが、生きてきたプロセス(過去)を掘り起こし、身につけてきた経験や知識をアウトプットすることで、軸をみつけていく手法でした。自分らしさや、唯一無二の強みを見つけられたことで、大きな自信と勇気につながりました。
日本の女性はもっと自信を持っていいのではないかと思います。ありのままの自分を受け入れ、強みを社会に発揮し、もっと輝くことができるのではないかと考えています。
おもてなし女子学院では、スキルを学ぶことはもちろんのこと、自分自身の軸を見つけ、すでに持っている一人一人の強みを磨いていくお手伝いをしていきます。
一般社団法人おもてなし心理学協会代表理事 網野 麻理
おもてなし女子学院 創立者
網野 麻理 経歴
1993年、株式会社ジェーシービー入社。日本発祥の唯一の国際ブランドカード会社で、日本企業の強みやおもてなしの心を学ぶ。ゴールドカード、プラチナカード会員向けコールセンターへ配属となり、VIP のコンシェルジュとして活躍。スーパーバイザー、トレーナーを経て、14年間、延べ16万人以上の顧客対応の経験から、エグゼクティブとの信頼関係を構築する独自のコミュニケーション術を確立する。その後、人事制度の構築や、人材育成プログラムの構築、採用関連全般を経験。海外へのアウトソースプロジェクトでは大連にて中国人の採用や教育にも携わる。
2010年、菅内閣のAPEC では、日本の女性リーダー代表として参画。「女性と経済」をテーマに各国との議論に参加し、日本女性の世界的役割や課題を意識しはじめる。
2011年、同社退職。プロコーチ、企業研修講師として独立。ビジネスコーチングや、パーソナルコーチングを行う他、コミュニケーション、ビジネスマナー、ホスピタリティ、顧客志向の醸成などをテーマに研修、講演活動を行う。
同年「イイオンナ推進プロジェクト」を発足。ありのままの自分を受け入れ、強みを社会に発揮できる女性を「イイオンナ」と定義し、イイオンナを増やしていくための「きっかけ作り」のイベントを始める。毎年《11月07日はイイオンナの日》とし全国各地で同時開催のイベントを企画している(2017年現在16都市の開催、参加者延べ人数1600名を越す)
2013年、株式会社プライムコム設立。プレミアムサービスのコンサルティング、高級ブランド店での接客指導や企業研修、エグゼクティブコーチングなどハイクラスの顧客対応が必要な企業へ、コンサルや研修、コーチング等を提供する人材育成の会社を設立。同年フォレスト出版より「期待以上に応える技術」上梓。
2015年、一般社団法人おもてなし心理学協会代表理事に就任。「おもてなしとは、心に寄り添うこと」と定義し、おもてなしの心を育むためのスキルや考え方を個人ユーザー向けに伝えていくための法人を設立。ミス・ユニバース・ジャパン ファイナリスト達へおもてなしの教育などを行う。
2016年、大学の非常勤講師として学生向けにおもてなしスキルの教育を開始。東京オリンピックを目指すアスリート向けにメンタルコーチとしても携わる。
2017年、中国大手企業「海底撈」の研修開始。海外企業や、外国人向けおもてなしの研修を開始している。
2018年、「おもてなし女子学院」設立。日本女性が最低限身につけておきたいスキルやマインドを伝えていく講座を開始。ありのままの自分を受け入れ、自信と誇りを持って生きられる女性や、強みを社会に発揮できる女性リーダーの輩出を目指している。
また「ミス鎌倉」ファイナリストへの教育担当として任命され、鎌倉日本の魅力を発信するお手伝いを開始する。日本の女性代表として
日本を代表して世界へ出て行かれる、ミスユニバースファイナリストの方々へ、おもてなしの研修を実施。外見の美しさだけではなく、心の在り方や普段の心がけなども学ばれ、日本人女性として、誇りを持ち、自信を持って活動されている皆さんです。
企業や行政でも高まるおもてなし
女性向けの講座のほか、企業や行政からの依頼も多い昨今。接客業やサービス業だけに留まらず、様々な業種のかたむけに研修、講演など行っています。また最近では、経営者向けに「おもてなし経営」という観点でお話をさせていただく機会も増えてきております。従業員へのおもてなしが従業員満足度(ES)につながり、ひいては顧客満足度(CS)につながっていくことを実感しています。